おうちで撮ろう!スマホを使って上手に楽しく子どもと家族を撮影する方法
おうちで「子どもの写真を上手に撮れるようになりたい!」と思ったことはありませんか?
スマホのカメラも高性能になり、気軽に撮れるようになったものの、なんとなく撮っただけの写真ばっかりになってしまう。家族写真なんて、全員がそろって、なおかついい顔をして撮るのは難しいですよね。
ご存知の通り、お子さんはすごいスピードで成長していきます。
あっという間に過ぎてしまうかけがえのないこの日々も、ご自身の手で素敵に残してほしい。
それが、私たちクッポグラフィーの願いです。
ちょっとしたコツを知ることで、お子さんの写真や家族写真がグッとよくなりますので、ぜひ今回の記事を参考にしてみてくださいね。
スマホ写真はここまで変わる!
このbefore / afterの写真は、カメラ初心者のママに撮影してもらった写真です。
beforeとafterで、写真が見違えるように変わっていますよね!?
実は、afterの撮影前にちょっとしたコツをお伝えさせていただきました。
こんな風に素敵に写真を撮影できるようになったら、きっと撮ることが楽しくなって、今以上に写真を撮ろうって思うようになるのではないでしょうか。
ちょっとした工夫をするだけで、おうちで、スマホで、みんなで楽しく素敵な写真を残すことができるんです。
まずはサイド光を見つけよう
このお部屋でいう赤丸がついている場所が、サイド光の当たる場所になります。
サイド光を見つけることが今回最大のキーポイント。ここで撮影すれば、横の窓から太陽の光が入ってきて、綺麗な写真を残すことができるんです。
みなさんのおうちにも、写真のような光の入るお部屋はありませんか?窓が1つでもあればこの壁の位置にいくことで簡単にサイド光を感じることができます。
もし同じお部屋にいくつか窓があったら、1番大きい窓以外の窓のカーテンを全部閉めて、光が入ってくる窓を一つにしてみてください。
ベランダに繋がっている、天井から床にかけての大きな窓が1番理想的です。
背景をできるだけシンプルに
先ほどみなさんに探してもらったサイド光を感じる場所で、今回は撮影していきます。
お子さんがいるお家は、おもちゃなどがたくさんあると思います。それらも将来、写真に映っていたらきっとよい思い出。あえて写真に入れるのもよいと思いますが、今回は写らないようにして被写体のお子さんがより主役となるようにしたいと思います。
撮影時だけでも、おもちゃや余計なものを移動して画面から外すただけで、よりシンプルで゙きれいな写真が残ります。
配置で見栄えが大きく変わる
カメラの機能のひとつで、写真をよりよく写すための補助線であるグリッド。このグリッドを意識しながら撮影すると、バランスの良い配置にすることができます。
中央にお子さんを配置すると、シンプルでよりお子さんの表情にフォーカスできるんです。
ちなみに、スマートフォンにはワイドなレンズがついてるので少しお子さんの顔が歪んで写ってしまいます。少しズームにしてあげることで、歪みが軽減するのでおすすめです。
ズームをし過ぎてしまうと画質が落ちるので、ご注意ください。
電気は不要。太陽光に勝るものなし
太陽はいつもひとつ!人間は自然に逆らえません。
実は電気を消すことが、よりいい写真への手助けとなっていることをぜひ知ってもらいたいなと思います。
自然光と呼ばれている太陽の光だけで、よりシンプルな光で撮影することができるんですよ。
スマホのフラッシュもオフにしてくださいね。
大切なのはコミュニケーション
写真を撮る時はだいたいみんな、ピースをしたり、キメ顔をしますが、自然な表情もたまには残したいですよね。
そういうときには子供たちを楽しませることが1番。
例えば、子供たちに質問していくのも盛り上がります。
「おすし食べたいひとー!?」
「電車が大好きなひとー!?」
「今、何歳ですか?」
「大きくなったら何になりたいですか?」
好きなものを思い出しているときの表情は、きっとみんなイキイキしているはず。質問したら少し照れた表情になったり、意外な答えが返ってきたりして、家族みんなで大爆笑することもあるかもしれません。
赤ちゃんだったら、いないいないばあをしながら撮影したり、大好きなおもちゃを見せながら撮影するとより自然な笑顔を引き出せますよ。
私たちもスタジオでもいつもこのようにみなさんとお話ししたりしながら撮影をしています。
人の写真を撮ることって、ただ写真を撮るってことだけじゃなくて、相手とのコミュニケーション。
まずは撮影する側が楽しんで、子どもたちと楽しくお話しながら撮ると、パパとママだからこそ撮れる可愛い表情の写真が残ると思います。
応用編:セルフタイマーで家族写真を撮ってみよう
①サイド光のある部屋にスタンバイ
先ほどお子さんを撮影したサイド光のあるところの床か、ソファに家族みんなに座ってもらいます。
②撮影場所の向かい側にスマホを固定
カメラの位置は、実際にソファや床に座った時に大人の目線と同じ高さ。もしくはほんの少し上くらいになるようにセッティングしてみてください。
高さが合う机や椅子などを撮影場所の向かい側に持ってきて、立てかけられる本などを用意します。
私たちが見つけた1番ベストな方法は、お布団を干す時に使う大きめ洗濯バサミでスマホを挟むこと。まっすぐな状態で固定されるので、おすすめですよ。
③固定をしたら、画面をのぞく
家族みんなは綺麗に収まっていますか?ご自身の入るスペースはありますか?画面内が窮屈ではなく、上と左右に余白があったらより良いと思います。
もしちょっと詰まっているなぁと思ったら、スマホと家族の距離をもっと離してみてください。
④スマホの設定について
・LIVEモードやフラッシュをオフ
・セルフタイマーモード3秒
に設定したことを確認し、最後にお家の電気を消したら、準備完了。画面に写っている家族の顔にタップして、露出を合わせたらあとはシャッターボタンを押すだけです。
④家族写真を撮る時は家族みんなで盛り上がろう
みんなで楽しめて、自然と笑顔になる声かけとアクションをご紹介します。撮影までのカウントダウンは、シャッターボタンを押してから3秒です。
押してから3秒でみんなのいるところに戻るなんて、けっこうギリギリですよね。この間に合うか、間に合わないか!というドキドキ感もみんなで楽しめるポイントのひとつ。
その3秒をみんなでカウントダウンしてみましょう。撮るタイミングでみんなで「いぇーい!」と言ったり、好きな食べ物の名前を叫んだり、ママの名前を叫んだりも楽しいもの。
この時、事前にみんなで手を繋いだり、腕を組んでおくと手も自然な雰囲気になります。
「3、2、1…..」で1の時に、お子さんにぎゅー!ってするとママやパパから抱きしめられてお子さんは嬉しい表情になると思います。
それでもダメならこしょこしょは最終手段。間違いありません。そうして撮れた写真がこちら!
おうちで自分たちで撮ったとは思えない素敵な仕上がりの写真に。初心者のママがセルフタイマーで撮った写真とは思えない出来栄えです。
いかがでしたか?
写真を撮ることって、楽しいことなんです。
ポイントさえ抑えれば、おうちでも簡単に可愛いお子さんの写真と、素敵な家族写真を残すことが可能。
さらには家族で楽しい時間を共有でき、綺麗で自然な笑顔の写真を残せるので一石二鳥!
セルフタイマーでの撮影方法をマスターすれば、お友だちと遊ぶときやお誕生日会のとき、親戚がみんなそろった特別な時などにも、素敵な写真を残すことができますので、ぜひ試してみてくださいね。
みなさんにも写真の楽しさを知ってもらい。
おうち時間でも家族みんなで笑いながら、家族の「今」を素敵に残していただけたら嬉しいです。