クッポグラフィーのファンからスタッフへ。今のわたしが思うこと
はじめまして。沖縄スタジオ店長でありフォトグラファーの、あかねです。
私がクッポグラフィーに仲間入りし、沖縄県に移住したのは2019年9月。ファンからタッフになるというのはどんな気持ちなのか。入社してみて印象はどう変わったのか。
入って日の浅い私だからこそ伝えられる部分があればいいなという思いで、キーボードをカタカタと叩いています。
クッポグラフィーの外から中へ。そのきっかけとは?
以前は、広島にある別会社でウェディングフォトグラファーをしていた私。その間もインターネットなどでたくさんのフォトグラファーさんの写真を見ていました。
そのとき、代表久保の写真に出会い、クッポグラフィーの写真をいちファンとして見るようになりました。
私がここで働きたい!と思い始めたのは、働いているスタッフが写っている写真を見たとき。みんながとても輝いて、そして楽しんでいるように見えて。ここで働けたら素敵だなと、ふと思ったのがきっかけです。
ありがたいことにそれが現実となり、今こうしてクッポグラフィーで写真を撮らせていただいています。
クッポグラフィーの他のフォトグラファーやスタッフに会うと、いまだにミーハーのファンのように、内心ドキドキしているのは内緒のお話です。
スタジオの写真を初めて見たときは、なんとなくワクワクするような感覚がありました。
子どもたちやご家族が本当に力を抜いて自然にしている様子が、シンプルに「あ、いいな」と思ったのです。
その想いはクッポグラフィーのいちファンだった頃も、現在も変わりません。
そして実際その中に入ってみて、想像よりもっともっと素敵な世界に来れたように思います。
1年前の私は全く想像もしていなかった未来です。
入社して知った、クッポグラフィーの魅力
率直に、クッポグラフィーに入ってみて感じたこと。それは「みんなで手を取り合って一致団結しているチーム」というよりも、「個々の得意分野を活かしながら、同じ方向に向かって歩んでいるチーム」。
型を作ってはめていくのではなく、それぞれの得意なことが発揮できるよう、自由自在に形を変えていくことができるフレキシブルさをとても感じています。
日々同じ業務を繰り返してしまいがちになりますが、そうやってみんなでフレキシブルに仕事をしていく毎日。私自身も置いて行かれないよう、成長したい!と自然と思えてくるのです。
世の中には、軌道に乗ったらあとは回転していくだけの会社もきっと少なくないでしょう。その場合は誰が入っても同じように回っていくのだと思います。
でもクッポグラフィーは、働いている一人一人の得意分野を活かせるような環境づくりがされています。例えば、着物や着付けに詳しい人がいたからスタジオのオリジナル衣装を手作りするようになりました。
その人がその人らしく輝けるように、それまでの形をどんどん変えていきます。
入ったばかりの私にも、先輩はよく意見を求めてくれたり「やりたいことはある?」と聞いてくれました。これってきっと簡単なことではないと思うのです。
こうして自分らしく居られる環境だからこそ、来てくれるお客様ともしっかり向き合うことができる。
撮影中に感情移入して涙したり、撮影したデータをみながら笑顔になったりといったことが、日常的に起きているのです。
あなたにとって心の支えになる写真を残したい
少し私自身のことも書かせてください。実は私は自分自身の家族についてずっとコンプレックスを持っていました。
お母さんが違う兄弟や、二人目のお父さん。中高生の頃はおばあちゃんとおじいちゃんが親代りなど、書き出すとキリがないほど複雑な家庭環境で過ごした私。
家族ってなんだろうと、ずっと悩んでいました。正直なところ、今も答えは見つけられていません。
そんな私が家族写真を撮らせてもらっていることが、人生でいちばんのマカフシギです。でも、そんな私だからこそ、家族の形が一つではないということを知っています。
楽しくて幸せなことばかりではなかったけど、今では家族と呼べる存在のみんなが大好きで、残っている写真は全てかけがえのない宝物です。
時々見返すと、小さな私を見守っている家族の視線が柔らかくて、優しくて。カメラを持って撮ってくれているそんな家族の姿を想像すると、涙ぐんでしまいます。
だから1枚の写真にストーリーが宿ることと、写真が誰かの心の支えになることを知っています。
そしてそこにプラスα、今好きなもの、得意なこと、空気感、そんなあれこれが詰まっていたら、見返した時にきっともっとグッとくると思うのです。
いわゆる最近よく聞く「エモい」気持ちになる、ということでしょうか。クッポグラフィーは、そんな写真が残せると、私は思っています。
日本で一番、お客様とつながるフォトスタジオに
これはクッポグラフィーの掲げているビジョンです。家族の形が一つでないということは、全ての家族にストーリーがあるということ。
そしてストーリーを持つ誰かが他の誰かと出会って、また家族を作っていく。それは奇跡のようなもの。そんな奇跡のような一つひとつの家族と深く、長く、いつでも、どこでもつながるスタジオになりたいと思っています。
クッポグラフィーは、前述したようにスタッフ一人ひとりに焦点を当てて向き合っていくと同時に、お客様にも同じように向き合っています。
同じスタジオの中で撮影する写真でも。来てくれる家族の数だけ違った写真になります。
沖縄スタジオでもスタッフみんなで、「こんな家族の面白いシーンがあったよ」「どんな風にアプローチすれば普段通りの様子でリラックスして時間を過ごしてもらえるだろう」など、毎日のように考え、話し合っています。
どちらかというと、私はこれまで感情が表に出やすい方ではありませんでした。クッポグラフィーに入って、来てくれたお客様のことで笑ったり泣いたり、本当に毎日感情が動いて、たくさんの気持ちが出てくるようになりました。
お客様のことを、愛しいと思いながら仕事ができるこの環境が、とても嬉しいです。
クッポグラフィーの魅力はもちろんまだまだたくさんありますし、私もこれからきっと発見していくことでしょう。
それぞれの分野を活かして歩んでいるチーム、と書きましたが決してバラバラに頑張っているわけではありません。想いや目指しているところはみな同じです。
そして私もまた、クッポグラフィーの想いに共感して加わった一人です。これからももっともっと成長し、そして、誰かにとって大切な1枚となる写真を少しでも多く残したいと思っています。
私の大好きなクッポグラフィーの魅力が、少しでも伝わっていれば嬉しいです。